光不足にご用心
寝起きが悪く、一日中眠気がとれなかったり、
やる気が起きなかったりという症状の裏には、
もしかしたら光不足が原因の「冬季うつ」が
隠れているかもしれません。
「冬季うつ」とは、季節によって抑うつ状態(気持ちが沈んで晴ればれしない状態)が出る
「季節性感情障害」の一つで、秋または冬に抑うつ状態が始まり、
春になると治ってしまうか、人によっては軽い躁状態になるのが特徴です。
冬にこのような症状が出るのは、日照時間が短くなるためと
考えられています。
眠気を引き起こすホルモンの「メラトニン」は、
暗くなると分泌が活発になりますが、日照時間が短いと
分泌のタイミングがずれたり、過剰になったりするため
常に眠けが起こるのです。
また、うつ病の人に不足するといわれる脳内神経伝達物質「セロトニン」も、
日照時間の短縮により減少することがわかっています。
「冬季うつ」にあらわる症状の多くは、光を浴びる治療で改善します。
太陽と同じくらいの強さの光を当てる光療法が効果的とされていますが、
曇りの日でも30分くらい外を散歩したり、
窓際に1時間ほど座っているだけでも有効だそうです。
食生活では、セロトニンのもとになるアミノ酸「トリプトファン」が多く含まれる
肉・魚・豆腐・ナッツ類・バナナを積極的に摂るとよいでしょう。
ただでさえ妊婦はホルモンの分泌が変わったりすることで、
涙もろくなるなどの変化が起こることがあります。
早寝早起きの規則正しい生活を送って、日中は光を浴びるようにし、
ストレスは溜めないように気をつけましょう。