葉酸の海外事情
サプリメント先進国のアメリカでは、日本よりもっと早い時期から
「妊婦の葉酸必要性」が提唱されてきました。
1992年には、「妊娠する可能性のある女性は、葉酸を1日400μg摂取しよう!」
という勧告文が発表されるなど、欧米諸国では先天異常児の発症リスク低減に
国を挙げて取り組んでいることがうかがえます。
というのも、妊娠する1ヵ月前から妊娠12週までに葉酸を1日400μg摂取すれば、
神経管閉鎖障害児の出生リスクを70%軽減することができると言われているからです。
手軽な方法で少しでもリスクが軽減できることは、生まれくる子供や
その親にとって大きなメリットとなります。
また、妊娠する前から摂取する必要性が強調されていますが、妊娠に気づいたときには、
もっとも必要とされる時期を過ぎてしまう可能性が高いから。
DNAを構成している核酸やたんぱく質の合成を促進するという働きを持つ葉酸は
細胞の成長著しい妊娠初期に摂取することが重要なのです。
葉酸は、牛や豚のレバーに多く含まれますが、ビタミンAの過剰摂取に注意が必要な妊婦には
緑黄色野菜、ホウレンソウやなば菜などの葉ものを食べるとよいとされています。
アメリカでは葉酸入りのシリアルやパスタなどが登場し、
手軽に葉酸が摂取できるようになっているそうです。